科学者にとって関わりたくない人
自分自身偉そうなことは言えないが、科学者にとって関わりたくないタイプの人がいる。
自分が主張しているのが仮設に過ぎないとも気付かず、あれこれ主張してくるタイプ。そんな人間とは議論にもならないし、一緒に仕事をすることになったら最悪である。そういうタイプは結構、勉強ができて、知識もあったりするから、余計にめんどくさい。自分では頭が良いつもりのようだが、実績はなし。テストでよい点数を取れることぐらいか。。。こちら側からはせいぜい、辞書代わりの便利屋に過ぎないのに。
科学でやっているのは仮設と検証であって、いかに世界の原理を検証していくかなのだ。目の前に事実やデータがあって、そこから尤もらしい仮設やモデルをたてて適切な方法で検証していく。そこが科学の醍醐味であって、研究者仲間ではモデルの正しさや検証する方法を議論しているのであって、自分の説が正しいかどうかは関係ないのである。ソクラテスというか、プラントン流に言えば、科学者とは無知であること知っているから検証する人である。知識はいくらか必要かもしれないが、真実を探るという行為は知識の積み重ねではないのである。