俋俋乎耕而不顧(ちつちつことして耕して顧みず)

タイトルは荘子から借りました。論理学と東洋思想を比較しながら、科学、芸術、スポーツについて日頃感じたこと、考えたことを書いていきたいと思います。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

モノサシを決めるということ

いきなりだが、下の2枚の写真を比べてみよう。 無茶なことを・・・とお思いだろうか? まあ、とにかくやってみて欲しい。 ”人の数を比較する”、”空の青さを比較する”、”木の数を比較する”、・・・自由にモノサシを決めれる筈だ。 しかし、これらのモノサシが…

情緒の世界。現実と言葉の間。

我々は考える時、普通、言葉を使う。 その言葉の生まれる瞬間について書いてみたいと思う。 まずは、下の写真を見て欲しい。 下手くそで見るに堪えない、と思われた方は自分のお気に入りの写真でも何でもいいから別途用意して欲しい。 とりあえず自分の写真…

科学者にとって関わりたくない人

自分自身偉そうなことは言えないが、科学者にとって関わりたくないタイプの人がいる。 自分が主張しているのが仮設に過ぎないとも気付かず、あれこれ主張してくるタイプ。そんな人間とは議論にもならないし、一緒に仕事をすることになったら最悪である。そう…

人は知識で知るのか?心で感じるのか?

最近、と言っても一か月以上も前なのでちょっと曖昧だが、アマゾンの動画で”エクスマキナ”というAIものの映画を見た。個人的にはなかなか面白かった。 その中で、こんな感じの場面があった(字幕なのだが)。 白黒の世界に住む色の専門家の話。色の専門家は…

3つの解決方法

よくある例え話だが、乗っていた船が難破し、救命ボートに乗り移ったとする。乗ってるのはあなたを含め3人。幾日も漂流し、食糧も尽き、水もあと僅かしかない。このままでは日が沈む前に皆生き延びられないだろう。明日まで生き延びるには誰かに犠牲になって…